Reconstruction Burl Wood Low Table

Production: ihållande
Origin: Sweden and Japan
Year: Nov 2023
Materials: Burl Wood and Black Walnut
Size: Width820mm Depth820mm Height300mm

「Reconstruction ＝ 再構築」をテーマに製作をしたihållandeオリジナルアイテムです。

ビンテージ家具の仕入れをしていると、
「ダメージが大きく、修繕が困難なもの」「パーツだけが残っているもの」と出会う機会が頻繁にあります。
こういったアイテムはそのままでは再利用が難しい為、放置されたり処分されてしまうことが殆どです。
そこでイホランデでは出来る限りヴィンテージパーツを活かし、家具の”再構築”が出来ないかと考えました。

「利用価値がなく処分されてしまうものにデザインを加え、新しい価値を生み出す」

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2019年にスタートした再構築家具プロジェクト。

僕が普段行なっているヴィンテージ家具の”修繕”はオリジナルに出来る限り近づけ、
違和感の無いように復元することを目指しています。
ただ、上でも述べたようにダメージが激しいものやパーツがない物の場合、修繕に時間と労力、そして費用が掛かり、
修繕を行っても満足のいく仕上がりにならないことが多々あります。

そこで、修繕という形では無く新しい価値観で手を加え、新しい作品に作り変える再構築を思いつきました。

全く違う素材を組み合わせ、あえて違和感を作り出し、その違和感も美しさとして成立させてしまおうという挑戦的なプロジェクトです。

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今回は瘤材(バールウッド)の天板を使用したローテーブルです。

瘤材の天板はスウェーデンで入手したもので、1950年代前後に作られたものだと思います。
瘤とは、木が生育する段階で根に近い部分などがボコッと太くなる部分を言います。
今とても気に入っている素材で、先日も瘤材を活かしたオリジナルランプを製作しました。

天板の杢目が本当に美しく、光が差し込むと表情が変わります。

脚はブラックウォールナットを使用し、日本で新たに製作しました。
クラシックな天板にアンバランスさが欲しかったので、太く丸い脚を組み合わせました。
アンバランスさを出しつつも瘤材の高級感に負けないように、脚の材はブラックウォールナットを選びました。

天板は正円ではなく、四角形の角に大きく丸みをつけたような珍しい形をしています。
サイズは直径820mmでダイニングにするには小さい為、ローテーブルにする事にしました。
ヴィンテージでローテーブルを探すと400mmから500mmくらいが一般的ですが、
今回は思い切って300mmという低めのサイズにし、床に座った状態でも使い勝手が良い高さにしました。
お子様が使う際にもちょうど良いサイズで、圧迫感も大分軽減されています。

天板はクリアラッカー仕上げ、脚はオイル仕上げです。

＊こちらは一点物になります。