Borge Mogensen
Asserbo Dining Table in Pine / Karl Andersson & Söner 1960s

Designer: Borge Mogensen
Manufacture: Karl Andersson & Söner
Origin: Sweden
Model: Asserbo
Material: Pine
Design Year: 1961
Size: Length1800mm Width945mm Height700mm

Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン）がスウェーデンのメーカーKarl Andersson & Sönerでデザインを手掛けた”Asserbo”シリーズのダイニングテーブルです。

1961年にモーエンセンがデンマークのアッセルボーに所有する自身の別荘のために製作した事がきっかけとなり製品化されました。

このテーブルはイホランデをオープンしてからずっと探していたテーブルでした。
コンディションが良いものがなかなか見つからず、６年目にしてようやくご縁があり仕入れる事が出来ました。
（探している作品は他にもありますがそのうちの１つです。)

このテーブルに惹かれる理由は一体なんだろうと改めて考えます。

僕は木目が激しく、節がある無骨なパインが好きですが、このテーブルには節がほぼありません。
木の取り方に拘り、厳選した平行な柾目のパインだけを用いることで、洗練された印象を感じます。

しかし、洗練された印象だけでなく、分厚い天板と太い脚による力強さも併せ持っています。
（厚い天板のおかげで幕板を取り付ける事なく強度を確保しています。
そのため天板の重量感を感じさせないスッキリとした印象に。）

デザインは存在感がありますが、
木目の主張を極限まで抑え、角を丸めて柔らかさを出しているこの緩急のつけ方が上手いなと只々感心します。

このメリハリが凄く好きなんだと思います。

余談ですが、モーエンセンと同じKarl Andersson & Sönerでデザイナーを務めていた
ヨラン・マルムバルもパイン材家具を多く手掛けています。（これまで何度もご紹介しているとても好きなデザイナーです。）
マルムバルは板目の年輪のような木目が激しく出るような材料の使い方をするのが特徴であり魅力です。

一方、モーエンセンは上記のように、直線的で整った木目の柾目を使い、材の主張をできる限り抑え、ミニマムなデザインにしています。

同じメーカーで同じパイン材を使った家具でもデザイナーによりここまで差がでるのは凄く面白いです。
僕はどちらも好きです。好き嫌いがかなりはっきりしているのですが、どちらも凄く好き。

どちらの作品も時を経て時代や社会が変わっても、いつまでも愛される作品です。

詳細寸法： 脚の間隔1220mm 天板下の高さ667mm 天板厚み33mm
脚がセットバックしているので、来客時などに大人数でテーブルを囲む際も脚が邪魔になりにくいです。

○Asserboシリーズは、2022年にCarl Hansen & Sønからユーカリ材を使用したモデルが復刻されましたが、
こちらのパイン材はヴィンテージでしか入手の出来ないモデルです。

【Condition】
全体的に経年による小傷、汚れなどがありますが、とてもコンディションが良い個体です。
天板の1箇所に凹みがありますが、見た目にはほとんど分かりません。手で撫でると分かります。

仕上げは撥水性の高いオイルで仕上げております。

【送料について】
ヤマトらくらく家財便 Eランク
分解してお届け致します。
お客様での組立か配達業者さんによる組立(有料)をお選び頂けます。
天板は重量があるので2人での作業をお願い致します。

【取り置きについて】
実際にご来店頂き商品をご確認頂いたお客様に限り、1週間のお取り置きが可能です。
ご来店前のメールやお電話でのお取り置き、ご予約は承っておりません。
何卒ご了承下さいませ。

・当店の取扱商品は製造から数十年経過したヴィンテージ家具が中心となります。
・写真では表現が難しい細かい傷や汚れなどもございます。ご了承下さいませ。
・ヴィンテージの風合いを活かした修繕、仕上げを行なっている為、商品によっては日々気を使って頂くことや定期的なメンテナンスが必要な商品もございます。