Josef Frank
Bed Frame in Mahogany and Rattan / Svenskt Tenn 1950s

Designer: Josef Frank
Manufacture: Svenskt Tenn
Origin: Sweden
Material: Mahogany and Rattan
Period: 1940-50s
Size: Length2220mm Width1500mm Height1020mm

ウィーン出身の建築家Josef Frank(ヨセフ・フランク)がスウェーデンの老舗家具店Svenskt Tenn(スベンスクテン）でデザインを手掛けたベッドフレームです。

Josef Frankが好んだ、自由で芸術的なスタイルが具現化されたベッドです。

この使い込まれたラタンの表情と籐一本一本が作り出す陰影の美しさには惚れ惚れしてしまいます。

１本づつを細かく編んでいるわけでは無く、６本を１セットにして大きな編目を形成しています。
この珍しい編み方から自由でおおらかな世界観を感じます。
これまで沢山の籐の家具を見て来ましたが、このベッドフレームには芸術的要素を強く感じます。

薄暗い室内に朝日が入り込んだ時の表情はため息が出る美しさです。

木部の素材は高級材のマホガニー材が使用されています。
Svenskt Tennの家具には現在でもマホガニーが用いられた作品が多くみられます。
元々はオレンジ系の色味ですが経年変化でチークのような美しい赤みが出ています。
先端が丸い、脚の特徴的なシルエットと相まり、非常に美しい仕上がりになっています。

毎晩、1日の終わりをこのベッドで迎え、
毎朝目覚めた時に最初に目に映るのがこのベッド。
なんだか良い人生になりそうです。

Svenskt Tennはピューターアーティストで美術教師でもあったEstrid Ericson(エストリド エリクソン)が1924年にストックホルムに開業した家具店です。初期はピューターを使用した工芸品や家具が主な商品でした。開業から10年後の1934年にウィーン出身の建築家Josef Frank(ヨセフ・フランク)をデザイナーに招きます。

彼は当時主流となっていたモダニズムへの疑問を抱えており、鋼管製の家具が人類に対する脅威であるとまで考えていました。そんな思いを持ちながら彼はこのSvenskt Tennで快適さ、親しみやすさ、豊かな色彩などの価値観を核とした独自のモダニズムを発展させました。

彼の作品は自然の色や形をインテリアに取り入れて、閉め切った部屋の中でも呼吸し、自由を感じられるようなデザインが多くあります。
特に人の姿が見える家具を好み、背もたれが開いている椅子や、非常に高い脚をもった食器棚などをデザインしています。
Josefは3000枚以上の家具のスケッチと250点以上のテキスタイルデザインを残したスウェーデンで最も重要なデザイナーの1人とされています。

マットレス最大サイズ：
長さ2000mm 幅1430mm 厚み175mm以上(推奨)
(スノコ板からサイドフレームまでの高さ175mm)

＊店頭でご覧頂けますが、
店舗スペースの都合で一時的に分解している事もございます。

【Condition】
ラタンには汚れ、傷、ささくれなどがあります。
また無数の切れがあった為、切れた部分のみ修理をしました。
古いラタンと新しいラタンのミックスもまた美しく仕上がりました。
新しいラタンが年月を重ね、色が変わって行くのも楽しみです。

古いラタンは今後の使用状況によっては切れが発生することがあります。
ご了承下さいませ。

スノコは檜材を使用し特注で製作しました。
強度面を考慮し4分割にしています。

マホガニーのフレームには細かな傷、凹みなどがあります。

ヘッドボードの”床板受け”はオーク材で新しく製作しました。

【送料について】
ヤマト家財便 Eランク
分解して発送致します。お客様で組み立てをお願い致します。
なお自社配送エリアの場合は当店で設置組立まで行います。(送料に変動はありません)

・当店の取扱商品は製造から数十年経過したヴィンテージ家具が中心となります。
・写真では表現が難しい細かい傷や汚れなどがある場合もございます。ご了承下さいませ。
・ヴィンテージの風合いを活かした修繕、仕上げを行なっている為、商品によっては日々気を使って頂くことや定期的なメンテナンスが必要な商品もございます。