ihållande
Linoleum Round Dining Table Bold 1200 / White

Design: ihållande
Manufacture: Yu Mimura
Year: Dec 2023
Material: Linoleum and Black Cherry
Size: φ1200mm Height725mm

【製作の経緯】
ヴィンテージでラウンドテーブルを探していても、長方形に比べると圧倒的に数が少なく、
これまでは直径900や1050などの小振りなリノリウムのラウンドテーブルを製作してきましたが、
大人数でも囲める大きなサイズのラウンドテーブルが欲しいというお客さまのお声を頂き、今回製作に至りました。

大きめのラウンドテーブルを新たにデザインするにあたり、以前再構築した＜こちらのテーブル＞のホワイト天板に太いブラックチェリーの対比がとても印象深く、この雰囲気でデザインを考えました。

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今回の天板はホワイトカラー(マッシュルーム)のリノリウム。
グレイッシュで品のある美しい色合いです。芯材には積層の美しいホワイトバーチ合板を選びました。

すっきりとした清潔感のある天板に、
色味の濃いブラックチェリーのどっしりとしたシルエットの脚を合わせ、美しい違和感を生み出しました。

脚は、どっしりとした印象を保ちながら、機能的なデザインにしています。

椅子4脚が綺麗に納まるように、
また来客時にはどこからでもテーブルを囲み易いように脚を少しセットバックさせました。

セットバックさせた事で、アームチェアでもある程度は天板下に納める事が出来、
さらに普段座ったり立ったりする際に、脚が邪魔になり難くいというメリットもあります。

脚と脚の間隔は540mmで、だいたいのダイニングチェアは納まる寸法です。
お持ちの椅子をご確認下さいませ。

天板のリノリウムは、マットな質感と柔らかい手触りが魅力で、自然素材ならではの優しさを感じます。
ただ木の天板と同じように傷や汚れは付きます。
日々の生活で付いていく傷や汚れも味として楽しんで頂ける方に向いている素材だと思います。

▶︎必ず下記の【リノリウムについて】の説明をご確認下さい。

意外に他の家具の素材に干渉しないため、お好きなチェアと合わせて頂けると思います。
また、木の家具が多いお部屋では、このリノリウムが良いアクセントになるのでコーディネートの幅もぐっと広がります。

今後も様々なコーディネートをご紹介出来ればと思います。

ブラックチェリーは経年変化が早く、
完成間もないうちはオレンジ系の色味ですが、1,2年で赤く濃く変色します。
最後の写真は製作から1年経過したブラックチェリーです。

木部はオイル仕上げです。

搬入出がし易いように脚は組み立て式にしました。
組み立て方法は、天板を裏返しに床に置き、脚を上から差し込み、プラスボルトで固定して下さい。

サイズや樹種のカスマイズも承っております。
お気軽にご相談下さいませ。

【素材】
天板：リノリウム(マッシュルーム)＋ホワイトバーチ合板
幕板、脚：ブラックチェリー オイル仕上げ

【納期について】
只今工房が混み合っている為、4~5ヶ月となります。
(毎年2月~3月は混み合うため製作数を絞っております。申し訳ありません。)

【配送について】
ヤマトらくらく家財便Dランクでお届け致します。
脚は分解してお届け致します。お客様で組み立てをお願い致します。

【リノリウムについて】
当店のリノリウムはForbo社のファニチャーリノリウムを使用しております。
ファニチャーリノリウムは亜麻仁油を主原料とした天然素材から製造されており、温かみや柔らかさのある素材です。
美しい色合い、マットな質感で心地よい手触り、指紋がつきにくい、適度な弾性があり高い筆圧感がある、耐水性があるなど、優れた点が多くあります。
なおリノリウムの性質上、微かな傷やスジなどが元々入っている場合があります。予めご了承下さいませ。

・注意点
鋭利なものや硬いものと擦れるとキズになります。
インク、醤油、コーヒー、トマトソース、ソース、赤ワイン、カレーなど色の濃いものは、
放置すると跡になることがありますのでご注意下さい。
当店で試験を行った結果、香辛料を含んだカレーは色が付き易いことがわかりました。

綺麗に永くお使い頂く為に、お食事の際はランチョンマットやコースターをお使い頂き、
熱い調理器具や食器は直接置かないようにお願い致します。

もし汚れがついてしまった場合は、中性洗剤を付け、しばらく置いた後スポンジでお掃除をして下さい。
最後にしっかり水拭きで洗剤を拭き取り、自然乾燥させて下さい。
日々のクリーニングについては<メーカーサイト>をご覧下さい。

ファニチャーリノリウムは天然素材ですので、とても風合いが良く優れた素材ですが、経年と共に傷や汚れは付いてしまうものです。ただこうした傷などはマイナスとは捉えず、木材同様に味として経年変化を楽しんでいく素材と考えております。