Göran Malmvall
“Svensk Fur” 137 & 510 Dining Set 1940s

Designer: Göran Malmvall(ヨラン・マルムバル）
Manufacture: Karl Andersson & Söner
Origin: Sweden
Model: 137(Dining Table) & 510(Dining Chairs)
Material: Pine
Period: 1939-55
Size: Table Length1350mm(+Ex350) Depth760mm Height720mm

Göran Malmvall(ヨラン・マルムバル）がデザインしたダイニングセットのご紹介です。

1939年から1955年までスウェーデンのKarl Andersson & Sönerで製造されたSvensk Fur(スウェーデンパイン)シリーズの作品で、モデル137ダイニングテーブルと510ダイニングチェア2脚のセットになります。1950年のカタログの一部を掲載しております。

最近も＜ダイニングチェア＞をご紹介しましたが、
僕がとにかく好きなデザイナーで、希少なダイニングセットをご紹介出来ることがとても嬉しいです。

今回のセットは、スウェーデンの伝統的な大工家具からインスピレーションを得ており、
実用的な田舎風の家具をマルムバルらしい素朴さを残しつつも洗練されたモダンデザインに仕上げています。

素材はダークブラウンに着色されたパイン材が使われています。
飴色のナチュラルなパインの雰囲気も好きですが、このダークな色合いの世界観も同じく好きです。

全体的に傷、凹み、汚れ、色ムラなどがありますが、そういった積み重ねてきた歴史にも価値があると考えている為、
古い塗装の剥離→研磨→再塗装という工程は行なっておりません。
このままの美しさに共感して頂ける方に使って頂きたいと考えております。
外れやぐらつきなどの構造的なメンテナンスは行なっております。

彼の作品はどれも木目が綺麗で、こちらのダイニングセットもパイン材の生命力を感じる美しい木目を楽しむ事が出来ます。

見えている天板の厚みは40mmと厚めですが、よくみると天板四方の縁のみに2枚の無垢板を貼り合わせています。
これは、幕板を隠す役割と無垢の反りを防ぐ為の工夫だと思われます。

脚は左右の板を楔(くさび)を差し込み固定する古い工法です。
強度と安定性を確保しながら分解ができる作りです。

テーブル天板の長さは1350mmと大きすぎず小さすぎず、また奥行きが760mmとコンパクトで、
現代の日本の住宅環境にもピッタリだと思います。
また僅かながら伸長板が1枚付属しております。
天板から引き出した2本の棒の上に乗せる簡易的なシステムですが、来客時に重宝すると思います。
伸長板は左右どちら側でも設置できます。

ヨランマルムバルは、ボーエモーエンセンも活躍したスウェーデンのKarl Andersson & Söner創業者の息子で、
カールマルムステンのもとで家具デザインの訓練を受けた後、1982年まで同社の家具デザイナーとして家業に携わりました。
また彼は熟練した家具大工でもあり、独学で習得した木工技術や専門知識を家具デザインの仕事にも活かしていました。
彼の有名な作品には、これまでイホランデでもご紹介しているSvensk FurやSvitjodシリーズなどがあります。

価格につきましては、お問い合わせ下さい。

[View More]をクリックして頂くとチェアの写真をご覧頂けます。

【Condition】
テーブル
・天板には無数の傷、凹み、染み、削れ、色ムラなどがあります。
・無垢特有の亀裂、反り、ささくれなども若干ございます。
・一部ささくれのあった箇所を補修しています。
・脚は一部に凹みや削れなどありますが、比較的綺麗です。

椅子
・全体的に無数の傷、凹み、汚れなどがあります。
・1脚の脚先に若干削れがあります。
・1脚の背面に大きめの削れと凹みがあります。
・脚と背面のぐらつきや緩みはメンテナンス済みです。

コンディションが気になる方は店頭でご確認下さい。

【送料について】
ヤマトらくらく家財便または自社配送

・当店の取扱商品は製造から数十年経過したヴィンテージ家具が中心となります。
・写真では表現が難しい細かい傷や汚れなどもございます。ご了承下さいませ。
・ヴィンテージの風合いを活かした修繕、仕上げを行なっている為、商品によっては日々気を使って頂くことや定期的なメンテナンスが必要な商品もございます。