Reconstruction Mini Desk / Console
Production: ihållande x Yu Mimura
Origin: Sweden and Japan
Year: Jan 2024
Materials: Oak and Lauan
Size: Width695mm Depth450mm Height730mm
「Reconstruction = 再構築」をテーマに製作をしたihållandeオリジナルアイテムです。
ビンテージ家具の仕入れをしていると、 「ダメージが大きく、修繕が困難なもの」「パーツだけが残っているもの」と出会う機会が頻繁にあります。 こういったアイテムはそのままでは再利用が難しい為、放置されたり処分されてしまうことが殆どです。 そこでイホランデでは出来る限りヴィンテージパーツを活かし、家具の”再構築”が出来ないかと考えました。
「利用価値がなく処分されてしまうものにデザインを加え、新しい価値を生み出す」
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2019年にスタートしたこの再構築家具プロジェクト。
僕が普段行なっているヴィンテージ家具の”修繕”はオリジナルに出来る限り近づけ、
違和感の無いように復元することを目指しています。
ただ、上でも述べたようにダメージが激しいものやパーツがない物の場合、修繕に時間と労力、そして費用が掛かり、
修繕を行っても満足のいく仕上がりにならないことが多々あります。
そこで、修繕という形では無く新しい価値観で手を加え、新しい作品に作り変える再構築を思いつきました。
全く違う素材を組み合わせ、あえて違和感を作り出し、その違和感も美しさとして成立させてしまおうという挑戦的なプロジェクトです。
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今回はBertil Fridhagen(バーティル・フリードホーゲン)のヴィンテージのデスクパーツを使った作品です。
天板と引き出し部分がヴィンテージで、元々は左右のキャビネットに連結して使用するものです。
今回もこれまで何度か使用しているラワンベニヤとの組み合わせにしてみました。
ヴィンテージオークとラワンの違和感が面白くて気に入っています。
デザインはヴィンテージパーツの造りを考慮して、ベニヤを箱のように組み合わせる方法に辿り着きましたが、
箱型にすると足まわりが重く暗くなってしまうこと、また奥行きや横幅が小さいことで足が当たってしまうことを懸念して、
アーチ型にくり抜く事にしました。
後ろ姿もかわいいので壁付けしなくても素敵に使って頂けます。
これまでご紹介したBertil Fridhagenの引き出し同様、
中のグリーンが綺麗で良いアクセントになっています。
奥行きが浅い為、デスク以外にコンソールテーブル(飾り棚)としても良いと思います。
ちなみにくり抜いた部分はまた別のアイテムに転用しようと思っています。
木部の仕上げはクリアラッカー塗装です。
*こちらは一点物になります。